(05-069)

お金の現実

お金の現実

岡本吏郎氏が「お金」について実例をあげながら書いたエッセー調の本。
書いてある殆どのことが当たり前のことだったが、氏独特の観点や方法そして生活姿勢が描かれている部分もあり面白かった。特に『「よのなか」の仕組み』は興味深い項だったし、6年生になる娘さんに出された『命令書』はとても面白い試みだ。
僕らは来年度から娘に小遣いを渡すつもりだ。細君とはそれをどういう風に見守るのか話す機会が増えてきた。小遣い帳は当然作成させるつもりだったが、それとは次元の異なるくらい良いエッセンスも本著から得ることができた。僕も岡本氏に負けないくらいの驚きと工夫を仕事と生活に提供していきたいところである。