(05-057)

再生巨流

再生巨流

運送会社で閑職に追いやられたやり手の男が、類稀なる発想力と実行力を発揮して大ビジネスを成功に導く物語。
楡氏の本は『Cの福音 (宝島社文庫)』から始まる朝倉恭介シリーズと『青狼記』を読んだ。何れの本も才能溢れる男達の物語で、熱意とスピードは感じる。ただ、あまりにも物事が上手く進み過ぎる点が、読みながらそう予想できる点が残念なところだ。本著もその枠からは外れていない。今のところ、『Cの福音 (宝島社文庫)』が一番いい。