母親の留守中に幼児2人が焼死 北海道のアパート】(朝日 3/29)

29日午後2時50分ごろ、北海道苫小牧市白金町2丁目の木造モルタル2階建てアパート2階の青木明美さん(21)方から出火、約42平方メートルを全焼した。焼け跡から子ども2人の遺体が見つかり、苫小牧署は青木さんの長男昴ちゃん(2)と次男翔ちゃん(1)とみて確認を急いでいる。
 同署などによると、青木さん方は3人暮らし。出火時、青木さんは不在だった。2人は六畳間で重なり合うように倒れていたという。アパートには1階と2階に1世帯ずつが入居していた。現場はJR苫小牧駅から西に約1.5キロの住宅街。

晩秋から早春にかけて急増する火災による幼児の犠牲。火災のニュースはそれだけで痛ましいが、子供が亡くなったという情報があると、我が事の様に悲しくなる。
二児の親として、こういったニュースで一番気になるのはその原因だ。我が家で火災を起こしたくないし、子供たちだけで留守番をさせる場合の注意点があぶりだされてくることを期待しているからである。
しかしながら、火災の原因については、殆ど触れないか、さらりと記載したニュースが多い。上記で引用している朝日の記事では、意図的にかもしれないが原因には全く触れていない。現時点で不明なら、原因がわかった時点で、短くても良いから明確に公開して欲しい。
今回引用した火災の場合は、留守番していた子供たちは2歳と1歳であり、そもそもこの年齢の子供たちだけで留守番をさせていたところにも問題は存在している。米国のように就学前の幼児の留守番は「虐待」であるとの認識は必要だろう。
子供は思いがけないことをする。ちょっと前に起こった火災では、幼児がオーブンレンジに玩具の自動車を入れて暖め、燃えたことが原因だとされていた。痛ましい事故を少しでも減らすためにも、人命にかかわる火災や事故の原因はできるだけ詳細に、具体的に報道して欲しいものだ。