世界各国で「ツナミ詐欺」 架空団体、携帯にメール】(産経 1/18)

カナダのトロントで今月8日、アフリカ南部のジンバブエ国籍で難民申請中の男(44)が詐欺容疑で逮捕された。男は赤十字社の偽造職員証を付けて戸別訪問を繰り返し、津波の被害者救済の寄付金を集めていた。
 米国の各州でも「地震津波犠牲者のための基金」や「津波災害救援基金」など架空の慈善団体名をかたった電子メールが送られてくる事例が頻発。FBIは有名な慈善団体のウェブサイトをまねて寄付金をだまし取ろうとしている170以上のサイトを捜査中だ。

日本でも火山の噴火や地震津波の被災地への募金と称して、駅前をうろついている輩が山程居る。
募金には信用できる団体に振込みで入金するのが一番良いと思う。もちろん、明らかに信用できる方々が募金を募っている場合は別。小銭を子供達に渡し、募金することも教育として大切だと思っている。子供達にも助け合いといった概念を理解してもらいたいからだ。
そういった人の気持ちを踏み躙ったり、弱みに付け込む詐欺は本当に許せない。注意したいものだ。


ドキドキしたら手術ミス? 執刀医の心拍数をチェック 】(朝日 1/18)

手術中の医師の心臓が急にドキドキし出したらミス? 執刀医の心拍数や医療機器の作動状況を手術室の外から監視し、安全に手術を進めるシステムを東京女子医大などが開発した。当面は脳腫瘍(しゅよう)など脳の手術が対象で、ミスが起きてもすぐに手術室のほかの医師に手伝うよう外から冷静に指示できる。メスの動きもつぶさに記録されるのでごまかしがきかず、詳細な検証が可能になる。

これは本質的な問題解決の手段なのだろうか。記事を読んだ後、そんな違和感が残った。
もちろん、手術の簡易管理システム導入は、手術ミスの詳細検証や原因の究明の一役を担うかもしれず、進める意味はあるだろう。
しかしながら、今までの医療ミスで医療機関に求められてきたのは、患者への誠実な対応ではなかったのだろうか。システムや仕組みを導入することのみに安心せず、事故が起こらないようにする継続的な措置と事故が起こった場合の患者への誠実な対応に、よりいっそうの力を注いでもらいたいところだ。事故は容易に無くなるものではないという認識が肝要である。