昭和16年夏の敗戦

昭和16年夏の敗戦 (中公文庫)

昭和16年夏の敗戦 (中公文庫)


日米開戦前の夏。総力戦研究所に集められた若手エリート達が行った開戦シミュレーションと、それから開戦に至るまでの意思決定プロセスが描かれている。


開戦が軍部の暴走だけでは片付けられないことが分かる。都合の良い悪いで情報を選り分けていないか、常に自問しよう。また、情報を編集した人間もそういった選り分けをしているという前提で物事を見ることが肝要だ。責任は情報の受発信者双方にあるのだから。


この本は子供にも読ませたいな。