(10-003)日本の難点

日本の難点 (幻冬舎新書)

日本の難点 (幻冬舎新書)

「最先端の人文知の成果を総動員して、生きていくのに必要な「評価の物差し」を指し示すべく、「現状→背景→処方箋」の3段ステップで完全解説した「宮台版・日本の論点」 (裏表紙より)


現状、日本が抱える様々な問題が包括的に関連させて論じられている。


当たり前のことながら、興味のある論点もあればそうでないものも含まれている。自分でもっと突き詰めて考えてみたいテーマ、細君にもちょっと読んでもらいたいテーマなど色々だ。もちろん、賛成できる主張もあれば、そうでないものもある。著者より「くだらない」と断じられている日本のTVや新聞等のメディアは彼の主張をどのように受け取り、どのように反応するのだろうか。


兎にも角にも、本書は「この社会」を論じるためのひとつの「評価の物差し」を自分なりに形作るきっかけにはなるだろう。