(10-001)ハチはなぜ大量死したのか

ハチはなぜ大量死したのか

ハチはなぜ大量死したのか


悲劇は様々な要因が複雑に絡み合って起こることが多い。一つ一つの因子に対応することは簡単でも、複数の因子が作用することで起こる事象を全て把握し、対応することはかなり難しい。それは殆どの事象について言えることだろう。そういった前提に立って物事を考えるというのはとても大切のことだと思う。


本書は、「2007年の春までに、実に北半球のミツバチの四分の一が失踪した(P.13)」病気、蜂群崩壊症候群(CCD, Colony Collapse Disorder))の原因と対応策について論じながら、科学の限界や、人間が生きていく上で大切なことは何なのかについての意見が述べられている。


論調としては昨年読んだ「リンゴが教えてくれたこと」に通じることがある。


ところでこの作者ローワン・ジェイコブセンは2010年3月号ENGLISH JOURNALでインタビューされてました。まだ本屋にあるかも。


しかし、iPhoneを持ってからは、通勤時はポッドキャストツイッターに時間を費やしてしまい、読書の時間が大幅に減ってしまった。時間の使い方を再考せねば。。。