(09-009)
- 作者: 堀内都喜子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2008/07/17
- メディア: 新書
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フィンランドと言えば、福祉、教育、サンタクロース、F1ドライバー、サウナ、ノキア。
連想するのはそんなところか。。。
本書は、思いがけず、楽しく読めた。
一度フィンランドに行ってみたいと思わせてくれる一冊だ。
日本人から見ると、怖気づく程の自由と、それとバランスの取れる責任しっかりと同居する国だ。
また、OECD学力調査で1位に輝く背景にある教育の仕組みが興味深い。
教育については日本とは雲泥の差、というよりは根本的に仕組みが異なる。
「ふ〜ん、凄いですねぇ」で終わってしまいそうなくらい違う。
日本からも沢山の教育関係者が視察に訪れているそうだが、
何がしかのアウトプットは出しているんでしょうか?
税金を使った観光旅行に終始していないことを願う。
既に教員が敬われなくなって久しい日本の教育界。
フィンランドやり方を参考にして思い切った改革に舵を切ったとしても、
成果が見えてくるまでには30〜40年を要するのではないだろうか。
まずは、
慎重に政治家を選び、
そして、
身近な子供達には「自分で考える力」が付くように接することにしよう。
一読の価値はあり。