子供と携帯電話

大阪府・橋下知事の「携帯電話の使用・持ち込み禁止令」を考える】(日経BP 12/5)


子供にいつから携帯電話を持たせるか。
それは、小学校高学年から中学生の子供を持つ親にとっては気になるテーマだと思う。
ウチには事情があって子供用携帯電話があるので、
娘にはスイミングに行く時にだけ貸し出している。
家を出る前に貸して、帰宅したら決められた場所に戻しておくというルールだ。
その携帯電話は家のものであり、まだ彼女のものではない。
また、設定については、ネットサーフはできないが、メールは使用できるようにしてある。


小学校の登下校はまだまだ明るい時間帯。
通学時間は徒歩10分強で、それ程遠くない。
そんなわけで、小学校に携帯電話を持っていく理由は無し。


スイミングは、特に冬場になると往路からもう空は真っ暗。
携帯電話を持たせて、スイミング到着メール送信をするようにしている。
復路は僕が仕事帰りにスイミングに立ち寄って一緒に帰るのだが、
仕事が少し遅れる際等にメールで一報入れて、スイミングで待つように伝えることができる。


警報タグを引くと、ブザーが鳴り響き(少し音が小さいかなぁ)、ピカピカとライトが光る。
助かるのが、一瞬でも抜いた状態になると、事前に設定しているあて先にメールが届く点。
先日、娘が誤って警報タグを引いてしまった際、すぐに連絡を取って安全を確認することができた。
場所もGPSで把握できる(もう少し精度を高めて欲しいけど)。


家庭で上手にルールを設定して便利に使用すればよく、
大阪府のように行政からルールを設定されるのはどうも納得できない。
中学校になれば部活動も始めるだろうし、
そうすると帰宅時間も自ずと遅くなるだろう。
今の治安状況を考えると、学校を出る前に一本メールが届くだけで、
親の安心度合いは全然違うし、子供の帰りが後れればすぐに対応することができる。


校内で使用するのは言語道断。
最初にリンクを設定したコラムにあるように、校内で使用しなければならない理由は無い。
この不景気で事務所の什器やキャビネットの中古市場が盛り上がっていると聞く。
学校はこういったところで安くロッカー等を仕入れて、登校時に保管施錠できるような仕組みを工夫すれば良いのではないか?