(08-001)文明としての江戸システム

文明としての江戸システム (日本の歴史)

文明としての江戸システム (日本の歴史)

江戸時代を近代の礎として、また独立した文明システムとして捉えた本。政策や史実を経済的側面から見るのは面白い。
このシリーズを読むなかで共通して感じるのは、歴史とは経済活動の積み重ねだということだ。最近、子供達へのファイナンシャルリテラシー教育が流行っているみたいだけれど、歴史教育を小学校4年生くらいから始め、経済的視点を中心に考察する訓練をすれば、それは自ずと身についていくものではないだろうか。特にこの江戸時代、現代まで構築されてきたの様々な経済的活動が産声を上げ始めている時代だ。その成り行きを考察しながら見ていくのは、きっと人生の糧になるだろう。