(07-003)ウルトラ・ダラー

ウルトラ・ダラー

ウルトラ・ダラー

日本をこよなく愛しているからこそ、この国の外交力の弱さに対する著者の苛立ちや怒りがにじみ出たんだろう。物語はそこそこスピーディーで、中国の絡み方に対する視点は良かった。
登場する女性が画一的なところ、ラストがあまりにバタバタとしてあっけないところが残念。「MGB」もちとクドイ。今でも図書館の予約待ち数が250件強というのは、できすぎだろう。