(06-033)

山を楽しむ (岩波新書)

山を楽しむ (岩波新書)

本書は世界最高峰エヴェレスト女性初登頂に成功した田部井淳子氏の2001年〜2002年に朝日新聞のコラムや生活情報誌などの紀行文をまとめたものである。ときには平均年齢50代後半以上、最高齢は70代・80代という登山隊を率いて世界の山を登る様子が絵に描いたような描写で綴られている。巻末の著者登山暦にはびっくり。
細君が最近冒険のノンフィクションをよく借りてきている。ちょっと読んでみようかと手にした本。文全体に山と自然に対する愛情が溢れており、とりわけ日本の山の現状を憂い、改善しなければならないという姿勢からもそれを感じることができる。
「V 快適な山歩きのために」の章にある「山から学ぶ」の項は耳に痛く響くこともあるが共感した。
最近、週末は色々な行事があり、山には行っていない。これから秋本番。週末の計画を練ろう。秋冬の陣馬山に登ってみたいなぁ。