鈴木貴博のビジネスを考える目 第18回:マネーIQ教育】(日経BP ITマネジメント 2/15)
鈴木貴博氏のコラムは、「鈴木貴博のビジネス散歩」の時から愛読している。ただ、この「ビジネスを考える目」になってから、「ん?」と立ち止まることが多くなっている。
今回の「ん?」は、Q2の「クレジットカードの限度額の問題」だ。問題をひねり出そうとしてリボ払いを題材にしたのだろうが、僕はリボ払いを利用すること自体に疑問を持っている。こんなことを言ったら「お前は時代に取り残されているだけだ」等と言われそうだけど、ちょっと我慢すれば、この問題で言う「利率14%」なんか負担しなくていいわけだ。
子供に教えるべきは、高いコストがかかるお金を借りてまでして安易に買い物をしないことだと思う。しかも、折角高いコストで調達したお金で買ったものなのに、そのお金を返し終わる頃には買ったものが古くなっているなんて、ぜんぜん楽しくないではないか。
価値観の違いかもしれないが、少なくとも僕は「月額の返済上限額が一定」なんていう売り文句に騙されないよう、安易な借金をしないよう、子供には教えたいものだ。