(06-004)
- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2005/03/25
- メディア: 単行本
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雁ノ巣レクレーションセンター、大濠公園、姪浜、百道、都市高速と何度も訪れたことのある場所が舞台だからか、ストーリーがあまりにもリアルで、今住んでいる世界がゆさゆさと揺れるような怖さを感じた。現実と非現実の間を行き来する主人公のアウトローの少年達は、村上龍氏流のスパイスとなって小説の中の現実を締め上げている。
ただ、虫がどうも苦手で、"虫"のシーンは読んでいるだけなのに身体がムズムズと痒くなってしまったヨ。イヤ、読み応えのある本でした。