2006-01-03 (06-001) 読書感想 犯人に告ぐ作者: 雫井脩介出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2004/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 12回この商品を含むブログ (170件) を見る小学生誘拐事件におけるマスコミへの対応の不味さから左遷された平警視が、行き詰まりを見せる連続小学生殺人事件の捜査責任者に抜擢され、マスコミを利用した劇場型捜査を試みるという内容。 捜査目的を忘れ面子に走る警察官僚、数字が取れれば何でも良しとするマスコミが分かりやすく描かれている。捜査本部とマスコミの鍔迫り合いに緊迫感があり、読み応えがあった。ところどころで脇役の"津田長"が口にする一言が印象に残る。