(05-077)

起死回生

起死回生

バブル崩壊後の資金難に喘ぐアパレル会社と銀行、そしてその間で蠢く魑魅魍魎を描いた小説。
発行が2003年なので話題が若干色褪せているものの、真っ逆さまに悪化する状況が好転するまでの過程はスリリングで、ラストでは少し感動してしまった。ただ、銀行小説独特のクサさがちょっと鼻についた点が残念。