産経抄】(産経 3/1)

この学校では、年に三回「弁当の日」があり、生徒は親の助けをいっさい借りずに買い出しから、調理、盛りあわせのすべてを一人でやりとげた弁当を持参するきまりだ。生徒の自立をめざしたものだが、竹下校長は家庭への波及効果も狙っているらしい。

食育基本法については、あまりに当たり前のことが規定してあり、同法案の検討自体、国会議員の稼動がかかりすぎていると感じていた。そんなに国レベルでコストをかけて考えなければならないことじゃないはずである。
親と教育の現場で考えることだ。その点ではこの香川県国分寺町国分寺中学校の竹下和男校長の取り組みは素晴らしい。こういったいい例が広がっていけば良いと思う。


公務員給与 厳しい目を意識して切り込め】(毎日社説 3/2)
公務員の手当て等、徹底的な調査を行った上で、その結果問題を発見したらその事実を迅速且つ正確に報道するのはメディアの使命である。"お上"のプレッシャーを跳ね除け、いの一番に見つけた事実を報道する姿勢を求めたい。この毎日の社説、他社の状況を眺めた上で、無難と判断して掲載した感がある。


「無年金」放置は違憲、不支給処分取り消す 広島地裁】(産経 3/3)

学生の国民年金加入が任意だった時代に加入していなかったため、障害を負っても障害基礎年金を受け取れないのは制度の不備で違憲だとして、広島市の鳥羽秀範さん(38)ら男性2人が国に計4000万円の損害賠償などを求めた訴訟の判決で、広島地裁は3日、不支給処分を取り消し、計400万円(1人当たり200万円)の支払いを命じた。

この400万円って、損害賠償として一時的に払われる額なのだろうか? これに合わせて、今後は毎年相応の額が支給されるということ?
この原告の男性達が、どのような交通事故の結果、障害を持つ身になってしまったのかは知らない。彼らの不幸には同情もする。
違和感を感じたのは、任意とはいえ、こういったことに不安をいただいた人たち、国を信じ、将来を考えた人たちは加入したのだろう。
掛け金を払わないと、受給できないのは常識ではないのか? 広報が足りなかった行政だけの責任になるのだろうか?
任意とはいえ、加入していなかった人間が何も払っていないのに受給できることに違和感を感じる。制度を理解し、年金に加入していた人達に不公平な感じがする。
後出しじゃんけんやんか。
私の考え方は間違っているのだろうか。。。