医師免許に更新制・規制改革会議の追加答申案】(日経 2/9)

医療の質の向上を図るため、2005度中に医師免許更新制度の導入を検討するよう提言。

医師は生命に関わる仕事である。ようやく当たり前の事が政府で議論される。医療技術は日進月歩で向上しており、単純になることもあれば、複雑さが増すことも往々にしてあるだろう。医療倫理も大きく変化してきているだろう。怠惰な医者や医療事故を頻発する医者は、自身の存在の危険性を認識する機会、認識できない医者の排除の機会が必要だと思う。機能的かつ効果的な更新制度の策定に期待したい。


65歳以上の運転免許保有者が過去最多に・死亡事故増加】(日経 2/10)

65歳以上の運転免許保有者が昨年末で約927万1700人に上り、過去最多となったことが10日、警察庁のまとめで分かった。高齢運転者による死亡事故も増加傾向で、警察庁は安全運転を呼び掛けている。

昨年の高齢者による死亡事故は1019件で、5年連続で1000件を超えた。若者による死亡事故は10年前の4割に減ったのに対し、高齢者は1.2倍以上になっている。

難しい問題なのだろう。身体が不自由になる程、車は便利なツールになる。反面、身体の機能が落ちる程、車は危険な凶器になる。特に公共交通機関が充実していない田舎では切実な問題だろう。自動車メーカによる安全対策がどこまで踏み込めるのか。また、高齢者の"自分の身体機能は衰えている"という自覚を、自尊心を傷つけることなく持たせるにはどうしたら良いのだろう。ある年齢以上を対象に、免許更新時に反射神経や動体視力の検査を行い、基準値に満たない場合は免許を剥奪するくらいの覚悟は必要なのかもしれない。
運転免許とはそういうものだという考えが社会に定着すれば良い方向に向かうと思う。それに伴い、高齢者を対象にした交通サービスも発達するかもしれない。もちろん、国や自治体からの補助は必要だろうが。