英研究者、Wi-Fiホットスポットに迫る新たな脅威を警告】(CNet 1/24)

攻撃者は、無線クライアントの側にある基地局から強いシグナルを送って正規のネットワーク接続を混信させ、Evil Twinと呼ばれる偽のアクセスポイントへ誘導する。

無線インターネットとサイバー犯罪を研究するPhil Noblesは、「Evil Twinホットスポットは、ウェブユーザーにとって危険な存在だ。ワイヤレスネットワークは無線信号によって確立されるので、同じ周波数を使用すれば、正規ユーザーでなくても簡単に通信を傍受できる」と話す。

僕はホットスポットはまず利用しないのだが、新たな詐欺等の犯罪の温床になりかねない問題だ。ホットスポットを提供しているSPには、早急なる対処が求められる。


諌早湾干拓で国が26日抗告】(産経 1/25)

抗告理由については(1)既に完成している潮受け堤防と漁業被害の因果関係について、地裁は適切な根拠を示さず認めている(2)差し止め対象である、残る干拓地内の工事が漁業へ与える影響を全く検討していない−などを挙げた。

2番目の抗告理由は一理ある。
本事業のそもそもの問題は着工の是非にあったのだが、工事が殆ど完了間近且つ水門を閉じている現状では、結局二進も三進も行かないだろう。
目先の、しかも特定の人間の利益のみを優先し、事業目的を度々でっち上げてきたこの事業には、私はずっと反対の立場である。何故ならば、本事業は干潟に生息する生物のみならず、周囲の海域の生態系にも深刻な悪影響を与えていると信じているからである。しかしながら、現状ではどうしたらよいのか正直分からない。
議論を進める為には、干潟や周辺の生態系の現状復旧可否について整理する必要がある。だが、国は有明海の生態系の変化と本事業との因果関係さえ認めていないのだから、論陣を張るだけの確固たる証拠を見つけないかぎりは、前進は期待できない。
話は突然変わるが、フジ月9「不機嫌なジーン」が面白い。単純なラブコメディだが、生物の豆知識も増えるし、明確な(と期待しているだけだが)メッセージを発しようとしているところが良い。毎回、この諫早湾の水門(ギロチン)が登場するのだ。今後の放送に注目したい。
ただ、今になってフジがこの事業をクローズアップする意図が分からない。何故、水門が閉じられる前に、本事業が問題として浮上した95〜96年に、報道番組の一アイテムとしてではなく、こういった視聴率の高い時間帯のドラマで取り上げることができなかったのだろうか。ドラマは4半期の間、継続的に視聴者に考えさせることのできるコンテンツだ。
そういった意味では、今期のフジは「救命病棟24時」も良い。都心で起こるであろう地震を再現し、災害でのトピックを数多く取り上げながら、視聴者に考えさせているのである。考えるだけでは駄目なのだ。具体的に準備しないと。