「宇宙ごみ」の被害防げ 安全管理へ国際指針?】(朝日 1/23)

米航空宇宙局(NASA)の観測データなどによると、地球を回る宇宙ごみは、10センチ以上のものだけで1万個以上ある。小さいものを含めると数百万個以上とみられ、平均で時速3万6000キロの猛スピードで周回している。小さなごみでも衝突の衝撃は非常に大きい。

文部科学省は「宇宙ごみ対策はもはや放置できない緊急課題。廃棄する衛星を太平洋に落とす場合、日本上空を通ることが多く、ごみを出さない対策は国益にとっても重要だ」(宇宙政策課調査国際室)という。

人間とは、自然界にとって本当に迷惑な生き物だな。
宇宙ゴミは、密度にしてどの程度深刻なのかがいまいち分かり難い。現存及びこれから打ち上げる衛星がこれら"ゴミ"によって破損する可能性、これら"ゴミ"が地表に落下する可能性はどの程度なのか、もうすこし具体的且つ素人にも分かりやすい情報が欲しいところである。この記事ではことの緊急度が伝わらず、九大提供のCGも、物体の大きさ情報が無い為に、ちょっと大げさに見えた。
制御できない"ゴミ"を今後も引き続き、放置することも増やすことも許すべきではないということは、感覚的に理解できる。しかしながら、どの様な対策であれ、衛星に施す必要があるものであれば開発や搭載にそれなりのコストがかかるのも事実だろう。当然、そのコストは国家予算から割り当てられるものと考えられる。宇宙ゴミ対策を積極的に進めるのであれば、上記緊急度等を具体的に国民に説明する必要がある。
↓それにしても、大国は往々にして我侭であり、時として子供の様に見える。

ロシアなど規制に慎重な国も一部にある