【みずくさむらとみずべむら】 カズコ・G・ストーン作 こどものとも2004年7月号 福音館書店
最初にこの作者の作品に触れたのは娘が3歳くらいのときだっただろうか。野原の小さな生き物達の住む小さな村が題材のシリーズだ。まず、絵がすばらしい。細かく細かく丁寧な絵で、読む度に子供は新しい発見をする。親は文を読んでばかりだが、子供は親の声を聞きながら絵をじっくり眺めるのである。すでに分厚い児童書を読んでいる7歳になった娘も、いまだに欲しがるシリーズの一つだ。
本作は本シリーズの最新号。水辺に住むみずすまし、あめんぼ、げんごろう、たいこうち、まつもむし、おたまじゃくし、めだか、とんぼとざりがにの住む"ほたるいけ"が舞台である。恥ずかしながら、私はみずすまし、たいこうち、まつもむし、というのは本物を見たことが無い(気がついていない)。今度、池等に行った時は、もっとじっくりと眺めたいものである。虫嫌いの息子(2歳)も、この本に出てくる生き物なら手に乗せても平気だろうか。。。