"床矯正"という言葉をご存知だろうか。ちょうど一年くらい前だっただろうか、虫歯予防週間か何かで無料歯科相談が催されていた。娘(7歳)は小さな頃から歯はきちんと磨かせてくれており、現在も仕上げは私達が行っている。ただ、顎が細く、若干ではあるが歯並びが悪くなりつつあった。
それで、矯正についてその場の歯科医に尋ねたのである。歯科医は歯の矯正には大きく分けて2種類あることを教えてくれた。一つは私達が良く知っている矯正法(米国式)で、抜歯により歯を移動するスペースを作り、器具を貼り付けた歯を形状記憶金属を使用して理想的な歯並びにするもの。もう一つが"床矯正"である。
"床矯正"の利点は、歯を抜かなくて済むこと、比較的安価なこと、また、器具の脱着がユーザでも簡単にできることである。私も米国式で矯正を施し、4本もの健康な歯を抜いた。虫歯も無い、健康な歯を…だ。知り合いの知り合いの医者と言う事で、\700k程度の費用がかかった。
"床矯正"は抜歯せずに顎を広げ、しかも米国式の30%〜50%の費用で済むのである。しかも器具の脱着がユーザ(我が家は小学1年生の時から)でも可能であり、一日少なくとも8時間程度付けておけば効果を確認することができる。つまり寝ている時に付けていれば最低条件はクリアでき、通学時には外しておくことが可能であり、子供の精神的に見ても負担が少ないのである。
娘の上顎は既に十分に広がり、永久歯が正常に生えるスペースが出来た。これから下顎の矯正に入るが、"苦痛"とは無縁のこの矯正、親にとっては精神的にも金銭的にも負担が少なくて済む。
これから幼稚園や小学校、又は中学校に進むお子様をお持ちの方々には選択肢として検討するに値する方法ですヨ。
床矯正研究会===> http://www.esprit.or.jp/