今朝、TVや新聞で財団法人日本青少年研究所が日本、米国、中国、韓国の高校生を対象に実施した調査結果が報じられていた。今時の高校生の考え方に興味を持ったので、同研究所のHP( http://www1.odn.ne.jp/youth-study/ )を覗いてみることにした。
某TV局では日本の高校生が他の3国と比較した場合、特異な存在であることを強調していた。新聞でも、どちらかというと日本の高校生が他と比較して劣っている部分、足りない部分を取り上げていた。ところが、実際にデータを確認してみると、メディアが伝えるほど強い印象は受けられない。
まず、データの取り方であるが、上記4カ国のみではなく、欧州やアフリカ、オセアニア、南米等、もう少し広くデータを取ったほうが良いと感じた。モラルの面から言えば、米国が著しく悪い項目も散見される。全体的に見て、中には日本の将来を憂える材料になるような結果もあった(挑戦思考が弱いと見て取れる点等)が、TVを見た際に受けた程の悪い印象は得なかった。同じデータを報じるにもメディアによって扱い方は異なる。ニュースの元となる情報に触れることができるのであれば、できる限り自ら触れ、自らそのデータを分析すべきである、と改めて感じた。