(09-017)築地

築地

築地


子供の頃、八百屋のお手伝い(?)で叔父と一緒に通ったのは青果市場。
「市場」といえば「イチバ」と浮かんでしまうのはそのせいかもしれない。


本書はアメリカ人類学の権威が17年以上ものフィールドワークの上に書いた「築地」だ。
著者と築地との出会いに始まり、その中の仕組み、外の世界との関係、歴史、そして移転にからまるさまざまな思惑が、現場に溶け込んだ部外者として上手く整理されていると思う。
最近でもチョイチョイ移転話が浮いては消えている。築地を知るために今一度読んでみる価値はあるだろう。


今の職場から歩いて数分。たまには昼食を食べに行こう♪