(08-037)ラーメン屋vsマクドナルド

ラーメン屋vs.マクドナルド―エコノミストが読み解く日米の深層 (新潮新書)

ラーメン屋vs.マクドナルド―エコノミストが読み解く日米の深層 (新潮新書)


書名が軟派な感じなので、書店や図書館で見かけても手に取らなかった可能性が高い。
NB onlinの書評を読んだら、俄然読みたくなったというわけだ。


本書では日本とアメリカの経済や文化の比較を通して、経済・文化・政治・宗教の諸問題を検討すると共に、「日本人の軸足」を考察している。
時折、ハッとさせられるような意見が披露され、読み手側も色々と考えさせられる。
日本国民全体の教育・技能水準を引き上げることにより、日本がいっそう高付加価値部門にシフトできるよう財政支出するべきであるという考えには大賛成だ。
手間をかけて集めた税金を手間をかけてばら撒くようなことをせず、政治は10年後、20年後の日本を考えて効率的に投資することをもっと真面目に分かりやすく議論し、実行すべきだと思う。