(08-021)戦後と高度成長の終焉

日本の歴史 24巻

日本の歴史 24巻

1945年〜2001年の政治史を駆け足で並べた一冊。
真っ当な仕事をしている政治家の少なさに愕然とさせられる。著者は最後に「今、問われているのは、政治がどのように社会を変え得るか、ではないだろうか」と述べられている。しかしながら、現状の政治を見る限り、最初に浮かぶのは『政治は社会を変えられるのか』という疑問だ。大多数の有権者が一生懸命考えた上で投票をし、政治家を選んでいるのであれば、社会を政治が変える可能性はあるだろう。でも、現状のお寒い投票率の上に座っている政治はあまりにも地力が無いように見えてしまう。