フェラーリと鉄瓶

フェラーリと鉄瓶―一本の線から生まれる「価値あるものづくり」

フェラーリと鉄瓶―一本の線から生まれる「価値あるものづくり」

デザイン作業の最初の三分の一は、正しい人を探して、その人から正しい情報を引き出すことです。その次の三分の一は、その人のためのデザイン作業。多くの人がデザインの仕事だと思っている部分ですね。そして最後の三分の一が、出来たものの情報を正しい人に正しく伝えること。この過程を経て、はじめてきちんとしたデザインができるわけです。(P.120)

書名につられて読んでしまったからか、途中までは自慢話の雰囲気がユラリと漂っていて退屈だった。でも、第4章の「コミュニケーションとしてのデザイン」からグンッと面白くなる。それはたぶん、僕自身が上記引用の最初の三分の一と最後の三分の一の部分で最近とても苦労しと〜けんやと思う。フェラーリのブランド戦略もさることながら、山形工房での創作についての部分はなんだかウキウキだ。鉄瓶欲しい〜