(07-004)室町時代

室町人の精神 (日本の歴史)

室町人の精神 (日本の歴史)

足利義満の時代から応仁・文明の乱後まで、つまり室町幕府の最盛期からその晩年まで、内政・外交・貿易・経済を網羅し、その盛衰を探る本。
このシリーズのなかではかなり読み易い部類に入る。かなり平和な時代だと思っていたけれど、殺し合いはずっと続いている。
こうやって現代からの視点で噛み砕き、著者の史観が語られるのは参考になる。また、本書著者の桜井氏とは別の見方を持つ史家の同時代の本も読んでみたい。
本書は、僕にとっては新しい義持観をくれた。