[首相靖国参拝]「『心の問題』だけではすまない」】(2006年8月16日読売新聞社説)
昨日の小泉首相靖国参拝に各メディアはかなりの時間と紙面を割いている。僕の感覚は、今日の読売新聞の社説が一番近い。小泉首相の至らない部分、政教分離問題について、そして中韓靖国外交カードとして靖国参拝を問題化している点だ。
いずれにしろ、首相の参拝によって大東亜戦争に至った過程とその結果について国全体で考える機会となっていることは間違いないだろう。
僕らが小学生だったころ、8月6日と言えば登校日だった。毎年毎年、暑い教室で戦争と原爆の悲劇を何度も何度も聞かされた。しかしながら、僕の子供の通う小学校には夏休みに登校日は無い。関東だけでなく、福岡の甥が通う小学校でも同様だそうだ。悲惨な戦争の記憶を薄れさせない為にも、戦争に追い詰められた状態を外交で乗り切る力をつける為にも、実のある教育を学校には望みたいし、僕ら親も努力しなければならない。