(06-026)

道長と宮廷社会 (日本の歴史)

道長と宮廷社会 (日本の歴史)

本書では十世紀から十一世紀にかけての平安時代藤原道長中心に纏めてある。
華やかな文化で安定した時代のため、あまり興味は無かった。しかしながら、摂関政治の別の捉え方と表舞台の裏側で執られた弁官申政の様子は興味深い。また、先日書道について月定例の勉強会で触れたせいか、この時代に確立された和様書道の部分と漢詩の部分は面白く読めた。平将門藤原純友の乱に殆ど触れられていないのがちょっと残念。次巻に出てくるのかな?