(05-054)

仕事も暮らしも3で割るイギリスの習慣

仕事も暮らしも3で割るイギリスの習慣

職場では仕事人に徹し、同時に、仕事は自分の持つ世界のすべてではないと信じること。その上で、毎日の生活やプライベートライフに力を注ぎ、3つの側面を確立すると、生活者、そして個人としてゆとりが生まれ今まで見落としていた様々なことに目が止まるようになります。(P.96)

本書では、自分を仕事人、生活者、個人と3つ割って人生を謳歌する英国人を手本にし、それぞれの人生を有意義に過ごそうと主張している。
考えさせられたのは、僕に「生活者」と「個人」の分けがあるのか、また、自宅・職場以外の3番目の居場所があるのか、そしてそんな場所を必要としているだろうかといったところ。未だ自分の中で"「生活者」と「個人」の分け"については明確になっていない。自宅に居るときの自分は、生活者であり個人でもあり、そこに"分け"は存在しないから、区別ができないし、その"分け"は理解できないのだ。自宅・職場以外の3番目の居場所は、しいて言えば通勤路かな。歩きながら色々なことを考えられるし、電車の中では読書に没頭している(たまに没頭しすぎて乗り過ごすこともあるので困りもの)。もしかしたら、この没頭している自分が僕の「個人」なのかもしれない。
それにしても、英国の持ち上げ方がちとしつこかった。