(05-035)

よい上司ほど部下をダメにする

よい上司ほど部下をダメにする

本書の目標は、他人がどんな人物であるかを判断するときに陥りがちなワナや偏見について説明し、上司が部下をもっと上手に使えるよう支援することである。それができれば、個人の成績や組織全体の業績の改善に寄与するだろう。(P.26)

常識とは、十八歳になる前に身についた偏見の集合体である。by アルバート・アインシュタイン (P.29)

書名から、本書は「上司ができすぎると、部下は育たない」という警告が書かれていると思ったが、大間違い。何かの拍子に「できない部下」というレッテルを貼り付けられた部下と貼り付けた上司。その結果引き起こされる悪影響と対処策について、研究結果と事例を用いて分かりやすく述べている本だった。
僕自身は「上司」の経験はほとんど無いので、「部下」「先輩」「親」「人間」という立場で読んだ。仕事に対してのみならず、人間関係に悩む人の多くが参考にできる本だと思う。


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