(05-033)

論理ノート

論理ノート

目次で読んだ気になれる本。第3部までは、数学の「論理と集合」(高校1年だっけ?) を図をほとんど使わずに、もったいぶった専門用語で説明している。だから、「論理と集合」で躓いていなければ、第3部17項以降から読めば十分だと思う。第4部「なぜ非論理思考に陥るのか」と第5部「論理思考のための28の鉄則」は、人を説得する場合と人から説得される場合に互い論調を確認するうえで参考になり、自らの悪い癖を明確に認識できただけでも一読の価値はあった。第3部までで、図を効果的に使用すれば、より理解しやすいはずだ。