(05-023)
- 作者: 一橋文哉
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/05
- メディア: 文庫
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本書は、第一部で実際に臓器を買った人々、卵子を提供したり、人間製造機と化した代理母となった女性についてレポートし、第二部では、それらのバックで這い回る臓器ビジネスの実態をレポートしている。
人とは何なのか。どこまで許されるのか。誰が許す許さないを決めるのか。読みながらも疑問がどんどん湧いてくる。当事者で無い限り、疑問への答えは見つかりそうにない。当事者であっても、やはり答えを見つけるのは困難だろう。
まず、自分自身が許せるかどうか。ドナーカードの所持については、最初から考え直す。