子どものこと話そう:「いい先生」について/2=重松清】(毎日 3/30)

「人には良いところと悪いところの両方があるけど、悪いところばかり気にしていたら自分もつまらない。人の良いところが見つけられるというのは、自分の中に『これは良いこと』と感じられる良い心があるということだよ。だから、人の良いところを見つけたら、その時には自分で自分を褒めてあげよう」

時折読む、毎日新聞のサイトの重松清氏のコラムから。
上記は同コラムへ投稿された読者の記憶に残る先生の言葉で、「いいな」と思ったので、ここに記録しておきたい。
私自身、特段覚えている先生の言葉は無い。ただ、好きだった先生、算数の楽しさを教えてくれた先生、歴史を楽しんでいるということを自覚させてくれた先生は覚えている。いつも生徒のすることに自主性を持たせ、盛り上げ、"スッ"と何気なくサポートしていてくれたのだろう。記憶に残る言葉は無いが、雰囲気というか、先生が伝えたかったことは、記憶や身体のどこかに残っているという実感はある。でなければ、覚えていない。感謝。その一言に尽きる。