福岡、佐賀で震度6弱 負傷400人、玄界島で家屋50戸全壊】(産経 3/20)

20日午前10時53分ごろ、九州北部で強い地震があり、福岡県と佐賀県南部で震度6弱長崎県震度5強を記録した。気象庁によると、震源地は福岡県西方沖で、震源の深さは9キロ。マグニチュード(M)は7.0と推定される。この付近でM7級の地震は有史以来ほとんど記録が無く、M6級は1898(明治31)年に起きて以来という。

この地震から認識できたこと。

  • 地震に慣れていない地域の人は、自身とその周辺の被害が大きくなければ、そのまま普通の生活に戻ってしまう(地震に気をつけている地域の人は、まずTVから各地の震度を確認する)
  • 『1』から、地震は大したことは無かったと決めつけ、非被災地への連絡は忘れる(地震被災への意識の高い人は、被災地外部からの連絡が取り辛いことを危惧し、震度5以上の地震発生の場合は重要な家族へは連絡をするか災害用伝言ダイヤル(171)を利用する)
  • 地震に慣れていない地域の人は、上記災害用伝言ダイヤルの存在さえ知らない。
  • 結果、知人の安否情報を被災地外の人が得ることができない(イライラ)。

では、その対策はどうしたら良いのだろう。

  • 遠方の親族(3〜4親等以内位まで)には震度5以上(レベルは明確に決めておく)の地震発生かそれに匹敵する災害発生(死者が二桁を超えるもの位)の場合に遠方の連絡場所を互いに一箇所決めておく(我が家なら福岡に一箇所と関東に1箇所)。
  • 震度5以上(明確に決めておく)の地震発生かそれに匹敵する災害発生(よくわからんが大きいもの発生)の場合には、必ず災害用伝言ダイヤル(171)を利用する。
  • 上記について、年に1度は確認しておく。

情けないことだが、夫婦互いの両親の災害対策教育が必要だということと、親族を含めた情報伝達方法についての準備不足を痛感した次第である。
それにしても、上記で引用した産経の見出しだが、負傷者数を挙げているものの、死亡者(1名)は記載していない(朝日は見出しに記載)。何故だろう。
スマトラ沖地震の記憶も生々しく、津波が起きなかったのは不幸中の幸いだった。