郵政民営化後も国債引き受け継続へ 市場安定化に配慮】
http://www.asahi.com/politics/update/0728/002.html

小泉首相が熱心に勧めようとしている郵政民営化。私自身は民営化の意義が明確になっていない。
首相は、「なぜ公務員でなければ今のサービスができないのか、民間でできるのではないか。民間のほうが効率的な経営ができるというのは常識的な考え方」 などと言っているが(http://www.keizai-shimon.go.jp/minutes/new.html)、議論が進むにつれ、提供サービスの自由度をどんどん狭めている。特に郵政事業は現時点で求められつつある制約(全国一律サービス提供等)の中で、民間が安価に行うのは現実的ではないと思う。
現時点でのメリット/デメリットを整理して、解決できるデメリットについてはその対応案を示し、双方のバランスを鑑みて方向を国民に示してももらいたい。政府及びマスコミの説明は依然大雑把過ぎると感じている。イマイチ全体的な善し悪しが見え難い。内閣改造の踏絵にする程プライオリティが高いものなのかも疑問。
現状見えない国民負担(1兆円?)も、民営化後にはサービス料金に上乗せされてきて見えるようになるだけじゃないの? このまま、国営で無駄な既得権益を排除し、経営努力をして利益が出るのであれば、その利益を死に体の国の財務状況建て直しに生かせないのだろうか。